2010-06-15 ArtNo.43512
◆米国企業2社、インド・ソーラ市場開拓目指し合弁会社設立
【ニューデリー】米国拠点のソーラ・サービス統合会社American Capital Energy, Inc (ACE)と、やはり米国を拠点にするMSM Industries Incの子会社MSM Energy(MSME)は、インド市場を共同で開発するため50:50の合弁会社ICE Solarを設立した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが6月11/13日伝えたところによると、新会社は、2010年末までにグジャラート州に工場を設け、光電池(photovoltaic)技術をベースにしたエンジニアリング、資材調達、建設(EPC:engineering, procurement and construction)ソリューションを提供する。数年内に100MWのPVソーラ施設を設ける計画で、向こう3年間2000クロー(US$4.35億)を投資する。ICE Solarは、電力生産保証の他、PVシステムに関わる事業化調査、設計、エンジニアリング、建設、試運転、保守のワン・ストップ・サービスを提供する。既にグジャラート州に5MW(メガワット)のソーラ発電施設を設ける民間契約を獲得、他にもソーラ発電市場への進出を計画する少なからぬプレーヤーから引き合いを得ている。
MSMEのMadhav Muvvala社長によると、MSMEのビジネス開発努力とACEのEPC領域における経験を結合し、成長の機会を探る。
ACEのWalter Bordenアジア太平洋地域担当MD兼取締役によると、同社は、産業用や屋上据え付け型システム、地上据え付け型公益システムに関わるプロジェクトを手がける能力や経験を備えたチームを擁すると言う。
インド政府は2013年までに1000MW、2020年までに2万MWのソーラ発電を目指しており、新会社はこうした目標の達成に貢献できると言う。
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