2010-06-11 ArtNo.43502
◆Texasは3G/WiMax市場に照準、Ericssonは4G時代到来準備
【バンガロール】半導体大手Texas Instruments(TI)は、第三世代(3G)移動体通信網と広帯域無線接続(BWA:broadband wireless access)WiMaxのインフラストラクチャーがインド全国に張り巡らされる中で同社の市場開拓の大きな機会が醸成されると期待、2G/3G/4G技術プロバイダーのEricssonは早くも来るべき4G時代にトップの座を占めるべく準備を整えている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとファイナンシャル・エクスプレスが6月8日報じたところによると、TI社のBobby Mitra社長兼MDは、半導体チップ技術が集約されたおびただしい数の3G/WiMaxベイス・ステーションが設置されることから同社ビジネスの絶好の機会がもたらされると期待を表明した。
EricssonのKasim Alfalahi副社長兼知財主任は、同社がパテントを保有するLTE(Long Term Evolution)時代が到来すれば、トップの座を手にすることができると、早くも次世代技術に照準を定めている。
一方、ファイナンシャル・エクスプレスが7日伝えたところによると、第三世代(3G)移動体通信周波数域料支払い最終日の5月31日に8585.04クロー(US$18.66億)を支払いデリーとムンバイを含む13電信管区の3G周波数域を手に入れたReliance Communicationsは6日、同社資本の26%を戦略的パートナーもしくはプライベート・エクイティー・プレーヤーに売却する意向を明らかにした。これ以前にウォール・ストリート・ジャーナルはAT&Tが、Reliance Communications権益買収交渉を進めていると報じていた。
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