【チェンナイ/アーマダバード】Hyundai Motor India Ltd(HMIL)のタミールナド州Chennai近郊Sriperumbudur工場の労働者は、組合の承認と解雇された労働者67人の再雇用を求め、日曜(6日)深夜から無期限ストに突入したが、州政府の調停が奏功し、9日には労使の合意が成立した。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月8/9/10日報じたところによると、HMILが、Hyundai Motor India Employees Union (HMIEU)の存在を認めず、別の組合との間で給与協定を結んだことから、HMIEUは過去13ヶ月来3度面のストライキを実施した。使用者側は当初、法廷命令に基づきストライキは違法との立場をとっていたが、州政府の労働問題担当コミッショナーの調停の結果、HMILは9日、労使双方の合意が成立し、工場は平常の操業を再開すると発表した。
Sriperumbudur工場は約1万人を雇用しているが、HMIEU組合員の座り込みで生産がストップ、日産2200台の工場の1日当たり損失は65クロー(US$1413万)にのぼた。しかし8日には会社側の要請を受けた警察が座り込んでいた労働者200人以上を排除、9日には、労働担当コミッショナーの仲介で政労使3者会談が開かれた。
会社側は、昨年解雇したHMIEU組合員87人中20人の職場復帰を許可、別に35人についても復帰を認めるか否かさらに検討することを認めた。しかし別の32人に関しては法的措置をとると言う。