【ニューデリー】製造業や農業部門の運送需要の拡大と、比較対象になる昨年同期の低調な数字に支えられ、5月のトラック(5-49トン)販売台数は2万1013台と、昨年同月の1万2060台に比べ74.23%増加した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月3日報じたところによると、インド運輸調査訓練基金(IFTRT:Indian Foundation of Transport Research and Training)はこのほど以上の統計数字を発表した。
5月の販売台数の内訳は、5~7.5トンの軽商用車(Light commercial vehicle)が昨年同月の2267台から2796台に23.33%、8~12トンの小型商用車(Intermediate commercial vehicle)が同2456台から3467台に41.16%、15~16.2トンの中型商用車(Medium commercial vehicle)が同2119台から4083台に92.68%、25.2~31トンの多軸車両(Multi-axle vehicle)が同4661台から9545台に104.78%、30~49トンの多軸トレーラー/車両(Multi-axle trailer/vehicle)が同557台から2122台に281.33%、それぞれ増加した。
しかし前月比で見ると5月のトラック販売は2ヶ月連続のマイナス成長を記録した。今年4月の販売台数は2万2469台と、前月の3万3619台に比べ6.4%ダウン、そして5月の販売台数は前月比37.4%の落ち込みを見た。
トラックの新車需要は旺盛だったが、トラック・メーカーは、首都圏(NCR)を含む主要13都市において4月1日から導入されたEuro-IV排ガス基準を満たすトラックを供給することができなかった。インドのその他の地域におけるBharat Stage(BS)III排ガス基準導入に関する政府の通達の遅れも、バイヤーの間に混乱を招き、前月比販売台数の下降につながった。