2010-06-04 ArtNo.43474
◆Leyland-Nissan、来年軽商用車新モデル発売
【チェンナイ】Ashok Leyland-Nissan合弁チームは2011年半ばから軽商用車(LCV:light commercial vehicle)3モデルを、それぞれの工場から出荷し、それぞれのブランドで、それぞれの流通網を通じて国内市場と世界市場に売り込む。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが6月1/2/3日報じたところによると、Ashok Leyland Nissan Vehicles Ltd(ALNVL)のAndrew Palmer会長(日産上級副社長)は1日以上の発表を行った。それによると、最初の商用車モデルはHindujaグループのAshok Leyland Ltd(ALL)がタミールナド州Hosurに設けた工場で生産され、2011年半ばまでにALLブランドで出荷される。第2のモデルはやはり2011年半ばにタミールナド州Chennai近郊Oragadamの日産工場から日産ブランドで出荷される。第3のモデルはALLの工場で生産され、2013年に発売される。
F-24プラットフォームを用いた5~7.5トンのこれらのトラックおよびバス・モデルは、第1段階では年間15万台の販売が目指され、その内60%がALLの工場で、40%が日産の工場で生産される。日産はハイエンド・マーケットに、ALLはマス・マーケットに照準を合わせる。
現在インドのLCV市場規模は年間35万台前後で、ALNVLは90%の需要に応じることを目指している。合弁プロジェクトの総投資額は2300クロー(US$5億)前後で、第1期計画で生産された製品の5分の1は輸出される。日本レベルの品質を、インド・レベルのコストで実現するのが合弁の狙いと言う。
この日Hinduja AutomotiveのV Sumantran上級副会長とともに記者会見した、Palmer氏は、「世界市場向けコンパクト・カーをインド市場に紹介する際のパートナーは未定だが、隣りの同僚は第1候補」と述べ、日産がALLをパートナーに選ぶ可能性を示唆した。
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