2010-06-04 ArtNo.43472
◆Sasol-Tata JV、2018年までに石炭液化燃料の製造開始
【ムンバイ】南アフリカのSasol SynfuelとTata Steel Ltd(TSL)が50:50の合弁で100億米ドルを投じオリッサ州に設ける石炭液化工場は、2018年までに稼働する見通しだ。
ビジネス・スタンダード、ファイナンシャル・エクスプレス、エコノミック・タイムズが6月3日報じたところによると、Sasol Synfuel InternationalのMark Schnell社長(Country President)は2日当地で催されたセミナーの会場でマスコミに以上の消息を語った。それによると、合弁プロジェクトはなお開発プロセスにあるが、石炭から日量8万バレルのディーゼル油等の液化燃料を製造することを目指している。インド政府はオリッサ州Talcherの石炭鉱区を同プロジェクトに割り当てた。
インドでは自動車の数が急増しており、液体燃料の需要が高まっている。このためプロジェクトの見通しは明るい。世界最大の石炭液化事業会社のSasolは中国でも同様のプロジェクトを手がけており、TSLとの合弁事業では技術提供者、共同開発者、共同投資家の役割を務めると言う。
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