【ニューデリー】国営鉱山会社National Mineral Development Corporation (NMDC)は、鉄鉱石の供給価格をほぼ2倍に引き上げることで、日本および韓国の鉄鋼メーカーと合意に達した。
ファイナンシャル・エクスプレスが6月1日伝えたところによると、NMDCのRana Som会長兼MDは5月31日、韓国と日本の鉄鋼メーカーに対する今四半期の鉄鉱石供給価格を94~99%引き上げることで合意したと語った。Som氏は詳細を明らかにしなかったが、2009-10年の供給価格はトン当たり61米ドル前後だった。これまで供給契約は年間ベースだったが、今回の契約は四半期ベースで、国際市場のスポット価格を基準にしている。
国際鉱山会社Rio TintoとBHP Billitonは、今年初、日本鉄鋼メーカーと最大85%増しの価格で供給契約を結んだが、その際もやはり四半期ベースの契約で、今年第1四半期の供給に限定されていた。