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2010-06-02 ArtNo.43468
◆列車脱線事故に毛派関与:刑事捜査局
【コルカタ】西ベンガル州のHowrahとマハラシュトラ州のKurla間を運行する特急列車『Jnaneswari Express』が5月28日早朝西ベンガル州Paschim Medinipur県をムンバイに向かって走行中、毛派の関与が疑われる襲撃を受け、13輛が脱線、内5輛に反対方向から来た貨物列車が突っ込み147人が死亡、150人以上が重軽傷を負った。
ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ファイナンシャル・エクスプレスが5月29日、30日、31日、6月1日伝えたところによると、死者の数は145人、148人、151人とも伝えられている。上記の数字はP. Chidambaram内相が5月31日に発表したもの。Mamata Banerjee鉄道相は当初、脱線は軌道の爆破によるもので、背後に政治的陰謀が存在するとのステートメントを発表したが、内相によると、軌道が爆破された形跡はなく、脱線は軌道の一部が切断され、継目板(fish plate)が除去された事に伴うものと見られる。背後関係は今後の捜査結果を待って解明されると言う。
しかし刑事捜査局(Criminal Investigation Department)幹部は、毛派軍事組織Naxalの部隊や毛派がバックアップする『警察の非道糾弾人民委員会(PCAPA:People's Committee against Police Atrocities/Police Santrosh Birodhi Janashadharaner Committee)』のメンバーの電話交信記録から脱線事故に毛派が関与していることは明らかと指摘した。それによると、保線作業員も関与しているもようだが、保線作業員が自発的に関与したのか、強制されたのかは不明。特急列車の運転手が当初、爆発音を聞いたと証言したが、爆破の形跡は存在せず、襲撃犯グループが爆竹を合図に使用した可能性がある。
一方、鉄道省は、毛派が『Black Week』と称する5月28日から6月2日の間、Naxalの活動地域における鉄道の夜間運行を見合わせる方針を決めた。
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