1995-12-18 ArtNo.4346
◆<星>スンバワン、中国に合弁造船所
【シンガポール】スンバワン・シップヤードは中国海洋石油渤海公司(チャイナ・オーシャン・オイル・ボーハイ・コーポレーション)と対等出資で天津に払込資本2900万米ドルのボーハイ・スンバワン・シップヤード(天津)Co Ltd(BSSC)を設立する合弁契約を結んだ。
BSSCが拠点とする天津市塘沽の7万3000平米の土地には最大2万トンの船舶を収容できるグレービング・ドックや全長800メートルの3つの修理用埠頭が存在し、目下来年の完成を目指して1万トンの浮きドックも建設されている。またグレービング・ドックは7万トンの船舶が収容できるよう1997年初の完成を目処に拡張工事が施され、停泊施設も1.3キロまで延長される。この他クレーン等の港湾施設が補充される。北京から170キロ、天津国際空港から25キロの同地は天津新港に隣接、来月末には全面稼働することになる。スンバワン・シップヤードによれば、中国北部や日本、韓国に向かう主要航路からも恩恵を享受できる。こうした戦略的立地条件に恵まれたBSSCの設立は、1996年に操業を開始するインドネシアのカリムン・シップヤードとともにスンバワン・シップヤードの海外営業拠点拡大努力の一環で、海外修船業務からの収入が今後同社の業績に大きく貢献することになると言う。パートナーの中国海洋石油渤海公司はチャイナ・ナショナル・オイル・コープの子会社。(ST,BT,LZ:12/16)
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