【ムンバイ】今回第三世代(3G)移動体通信用周波数域を落札した電話会社が、5月31日までに政府に6万8000クロー(US$147.832億)の支払いを行うため、大挙銀行に借入を申請したことから、銀行界の流動性が逼迫、これらの銀行は大口預金を取り入れる必要に迫られている。
エコノミック・タイムズが5月26日報じたところによると、これらの銀行は中央銀行Reserve Bank of India(RBI)にリファイナンスを申請することになる。この結果、翌日もの短期金利は3.75%から5.75%に2%ポイントジャンプした。また、銀行界がRBIに預金した余剰金は先週金曜の4万7500クロー(US$103.265億)から今週火曜の8890クロー(US$19.33億)に激減した。
金融界のディーラー筋によると、加えて企業界は今後1、2週間に税の先払いをするために3万~4万クロー(US$65.22億-86.96億)を必要とするため、流動性は一層逼迫する見通しと言う。