1995-12-18 ArtNo.4345
◆<星>ブルジャヤ、パークウェイの20.1%権益掌握
【シンガポール】マレーシアのブルジャヤ・グループは1億7920万Sドルでパークウェイ・ホールディングズの20.1%の権益を手に入れた。
ビンセント・タン・チーユン氏に率いられるブルジャヤは過去数日間にケーマン島籍の子会社を通じて公開市場でパークウェイ株600万株を2410万Sドルで買収、持ち株比率を当初の4.87%から6.93%に引き上げる一方、系列のホスピタル・パンタイを通じてインドネシア人ビジネスマンのスカムト・シア氏から3800万株を1株4.08Sドルで買い取る交渉を妥結させた。観測筋はブルジャヤが公開買付を提案する可能性を予想しているが、そうした状況が生じるか否かはパークウェイの主要3株主(IGBコーポレーションのタン一族/プタリン・ガーデンのアン一族/ケックセンのホー一族)の結束如何にかかっている。これら3株主は合計56%のシェアを握っているとされる。ホスピタル・パンタイは株主割当と私募により買収費用を賄う計画で、私募分の1490万株はホスピタル・パンタイ株主資本の52.5%に相当する。既にKestrel証券が1株9.36Mドル(総額M$1.4億)でこれを引き受けており、同取引が完了すると、ブルジャヤのホスピタル・パンタイ持ち株は87.5%から35%に下降する。株主割当の詳細は伝えられていない。一方、スカムト・シア氏は今回の取引で1000万Sドルのキャピタル・ゲインを得るが、同氏はパークウェイの権益買収に際して、75%の資金を銀行から借り入れており、こうした資金コストを割り引いて考える必要が有る。シア氏のパークウェイ持ち株比率は0.81%に縮小した。(ST,BTMLZ:12/16)
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