2010-05-28 ArtNo.43445
◆US$50億-110億の債券基金設けインフラ開発促進
【ニューデリー】インド政府は、1500億~2000億米ドルの大型ファンドを設けるよりも、各50億~110億米ドル規模の一連の債券基金(debt fund)を設け、道路建設やその他のインフラストラクチャー開発プロジェクトを支援することを検討している。
ファイナンシャル・エクスプレスが5月22日報じたところによると、運輸省のBrahm Dutt次官は21日以上の消息を語った。それによると、先週インフラ開発基金問題に関する会議が催されたが、ポリシーメーカーらは、基金規模が1500億~2000億米ドルの乗り合いバス的多目的大型基金を設けるよりは、より小規模な一連の基金を設け、個別の需要にきめ細かく応じる方が効果的との点で意見の一致を見た。
インドは2012年3月末までの現行五カ年計画期間に約5000億米ドルを投じ、アジア第3位の経済体の成長を阻害する劣悪なインフラストラクチャーのオーバーホールを目指している。
国家経済建設五カ年計画を立案した計画委員会(Planning Commission)は先週、インフラ産業部門のハイコストな債務再編を支援するため今年度末までに110億米ドルのインフラ債券基金を創設すると発表した。Dutt次官によると、計画委員会のMontek Singh Ahluwalia副議長が主宰した今回の会議では、この種のファンドをより多く設けるべきだと言う点でコンセンサスが得られたと言う。
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