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2010-05-25 ArtNo.43443
◆工学R&D市場規模、2020年までにUS$450億に
【バンガロール】インドのエンジニアリング研究開発(ER&D)サービス市場は現在の80億米ドルから2020年までに約450億米ドルに成長する見通しだ。ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)の調査報告によると、この内輸出市場が350億~400億米ドル、国内市場が40億~60億米ドルと見積もられる。
デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが5月20/21日以上の報道を行った。NASSCOMが経営コンサルタント会社Booz & Companyに委託して作成した調査報告によると、インドは世界のER&Dセンターとして急浮上しつつある。ER&Dサービスには、半導体デザイン、航空エンジニアリング、原子力エンジニアリング等全てのハイテク領域およびエマージング領域が含まれる。
インドのER&D市場は2004年の12億米ドルから2009年の83億米ドルに年率40%の成長を遂げた。従業者数も2006年の5万4000人から2009年の15万人に増加した。インフラストラクチャー、航空、エネルギー部門が国内ER&D市場の80%を占めている。一方、世界のER&D支出は2009年の1兆米ドルから2020年の1兆4000億米ドルに拡大が見込まれる。
NASSCOMのSom Mittal会頭によると、幅広く多様なエンジニアリング基盤と柔軟なビジネス・モデルを保持し、顧客に近接した立地条件も備えたインドは、顧客指向の価値を提供でき、既に国際的なER&Dサービス・センターになっている。
政治的にセンシチブなオフショアリング(offshoring)と言う言葉は、世界的に用いられなくなり、グローバル・ソーシング(global sourcing)と言う言葉に置き換えられつつある。またインドを訪れる外国企業の関心も、コスト面の鞘稼ぎ(cost arbitrage、例えば低賃金労働力)から、資源面の鞘稼ぎ(resource arbitrage、例えば有能な人材)に重心をシフトしていると言う。
Booz & Company社パートナーのVikas Sehgal氏によると、インドのER&Dサービス産業が2020年に450億米ドルの市場規模を備えた際には、就業人口も500万人を突破する可能性がある。
Infosys TechnologiesのS. Valmeeka Nathan副社長兼国際主任(製品耐用性/工学ソリューション担当)によると、同社はこれまでER&Dを聖牛(holy cows)と見なして来たが、最近は中核技術に見直しを加え、通常のエンジニアリング・プロセスとして再認識するようになった。エンジニアリング・サービスは現在Infosys売上げの9%を占めている。極めて挑戦性に富んだ今日の経済環境はInfosysのような企業が、ビジネス価値を高めることにより顧客の中核ビジネスにインパクトを与える機会を提供している。企業は伝統的にエンジニアリングをビジネスの中核と考え外注することを控えて来た。しかしこうした企業も今や、社外の人材や競争力を活用し、社外と協同することがビジネス価値を高めることにつながると認識するようになったと言う。
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