2010-05-25 ArtNo.43439
◆Titagarh Wagons、日本企業と地下鉄客車製造協議
【コルカタ】Titagarh Wagons Ltd(TWL)は、日本企業と地下鉄客車(metro coach)の製造に関して提携交渉を進めており、関係交渉は6月末までにまとまるものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月21日伝えたところによると、TWLのJ.P. Chowdhary会長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、日本企業との提携形態に関しては合弁もしくは特別目的会社(SPV:pecial purpose vehicle)方式を採用する可能性が大きい。つまり日本企業に、技術協力のみならず、出資を求める可能性もある。西ベンガル州の貨車製造工場に、地下鉄客車の製造施設を併設することを検討している。
TWLはまたEMU(electric multiple unit)コーチを製造するため先月、スイス企業Stadler Railおよび欧州の重電機会社ABBとコンソーシアムを組織した。TWLは客車の製造を、Stadler Railは高速鉄道用客車および機関車の製造技術と設計を、ABBは牽引設備や車上電力設備の供給を担当する。コンソーシアムは、Indian Railways(IR)が公共民間協力(PPP:private-public partnership)コンセプトに基づき西ベンガル州Kanchraparaに建設する鉄道用客車製造工場の入札に参加する。入札は間もなく募集される見通しで、プロジェクトはBOO(build, own and operate)方式により発注される。コンソーシアムは5月10日に催された入札説明会に参加した。首尾良く落札した際は、合弁会社を設立し、プロジェクトを進める。
産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial and Financial Reconstruction)は、Cimmco Birla再建計画を認可した。TWLはTWLとS.K. Birla groupの合弁に成るCimmcoの再建計画にこれまでに141.57クロー(US$3078万)を投じた。Cimmcoの新取締役会は今月末、再建計画に検討を加える。Cimmcoは既に操業を再開している。
TWLの2010年3月期四半期の純益は前年同期の10.36クローから25.94クロー(US$564万)に増加したが、通年の純益は65.78クローから65.37クロー(US$1421万)に微減した。
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