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2010-05-21 ArtNo.43425
◆計画委員会、インフラ5部門の目標達成状況を定期点検
【ニューデリー】多くの重要インフラストラクチャー部門が2009-10年に建設目標を実現できなかったことから、計画委員会(Planning Commission)は、主要インフラ産業5部門の目標達成状況を四半期ごとに点検する方針を決めた。これら5部門とは、①電力、②道路、③港湾、④民間航空、⑤鉄道。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ファイナンシャル・エクスプレスが5月17/18日報じたところによると、計画委員会のMontek Singh Ahluwalia副委員長は17日記者会見し、以上の方針を明らかにした。それによると、これは決して懲罰を目的にしたものではない。それぞれの目標は関係省庁の意見を聴取した上で設定されたものである。ある期間の目標が達成されないことはあり得るが、次の四半期に埋め合わされ、最終的に国内経済の高水準な成長実現が目指されねばならない。
電力部門に関しては2010-11年第1四半期に4126.5MW(メガワット)、第4四半期に6691.5MW、通年で2万359MWの発電能力を追加することが目指されている。
2009-10年には、1万4507MWの発電能力追加が目指されたが、実際に追加されたのは、9585MWにとどまった。これは主に、National Thermal Power Corporation Ltd (NTPC)のチャッティースガル州Sipatにおける火力発電プロジェクト、ヒマチャルプラデシュ州Koldamにおける水力発電プロジェクト、National Hydroelectric Power Corporation (NHPC)のヒマチャルプラデシュ州Chamba県Chameraにおける水力発電第3期計画が遅延したため。
また2009-10年には78万9512mu(million units)の発電が目指されたが、実際に発電されたのは77万1173muにとどまった。2010-11年には83万769muの発電が目指されている。
道路部門では、2009-10年に 3165.55キロの道路の開通が目指されたが、実際に開通したのは2008.93キロにとどまった。2010-11年には2500キロの開通が目指されている。
港湾部門における建設計画の遅延が最も深刻で、第11次五カ年計画期間には5億1200万トンのキャパシティー追加が目指されているが、2億8000万~3億1100万トンにとどまる見通しだ。
鉄道に関しては2009-10年に250キロの鉄道路線を追加するはずだったが、2009年12月までに建設されたのは85キロにとどまった。複線工事も、目標500キロに対して2009年12月末までに完成したのは196キロに過ぎない。
今後四半期ごとのモニターで問題が発見されたなら、インフラ担当閣僚委員会に報告され、閣議において問題解決のための政治的判断が下されることになると言う。
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