2010-05-18 ArtNo.43410
◆Hindustan Copper、生産能力拡張目指しパートナー物色
【コルカタ】国営Hindustan Copper Ltd (HCL)は、マドヤプラデシュ州のMalanjkhand露天掘り鉱山の生産能力拡張を計画、リスク・シェアリング方式で他社と合弁を組む可能性を検討している。またラジャスタン州において新たな鉱業リース権を獲得したHCLは、やはり他社と合弁で新鉱山の開発を進めることを検討している。
ファイナンシャル・エクスプレスが5月15日伝えたところによると、HCLのShakeel Ahmed会長兼MDは14日に催された取締役会の席上、以上の計画を語った。それによると、Malanjkhand鉱山の年産能力を現在の200万トンから500万トンに拡張する。目下鉱業省が同プロジェクトを審査しており、その後、計画委員会(planning commission)に回され、さらに公共投資局(public investment board)の審査を受けることになる。投資額は現時点で2500クロー(US$5.62億)と見積もられる。拡張計画が実行されれば、国内で最も深い基礎金属鉱山になる。
HCLは、最近、ラジャスタン州政府から鉱業リース権を認められたBanwali Ki Dhani地区で間もなく探査活動を開始する。リース権を認められたのは、36.1平方キロと1207平方キロの2地区から成り、インド地理調査(geographical survey of India)報告書は、埋蔵量を8500万トンと見積もっている。
HCL取締役会はこの日、ラジャスタン州Khetri- Kolihan鉱山の現在100万トンの年産量を300万トンに拡張する計画を承認した。同プロジェクトの独立査定人を指名するための入札もこの日募集された。
HCLの2009-10年度純売上げは前年の1190.15クロー(US$2.67億)から1304.52クロー(US$2.93億)に、税引き利益は同-10.31クロー(US$232万)から+154.68クロー(US$3475万)に、それぞれ改善した。
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