2010-05-18 ArtNo.43409
◆SAIL、ジャールカンド州に1200万トン製鉄所建設
【ニューデリー】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)は、最近化学・肥料省にジャールカンド州Dhanbad県Sindriの休業中の化学肥料工場敷地内に年産1200万トンの総合的鉄鋼プラントを設ける計画を申請した。
ビジネス・スタンダードが5月16日伝えたところによると、政府筋はこのほどPTI通信に以上の消息を語った。プロジェクト投資額は6万クロー(US$134.82億)と見積もられ、石炭もしくはガス・ベースの年産115万トンの尿素プラントも設けられる。プロジェクトは2期に分けて進められ、これによりSAILは2020年までに年産能力を6000万トンに拡張する目標を実現できる。
2002年3月以来操業を停止している肥料・セメント工場跡に製鉄所を建設する構想は、化学肥料省次官も務めたAtul Chaturvedi鉄鋼省次官が立案したもの。
SAILは目下、韓国のPoscoと、1万5000クロー(US$33.7億)を投じ、2つの鉄鋼プラントを設ける合弁交渉を進めており、この他、ArcelorMittalや神戸製鋼からも合弁の引き合いを得ている。
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