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2010-05-14 ArtNo.43408
◆食品インフレ16.44%、再度加速
【ニューデリー】インドの食品インフレは、連続2週間鈍化傾向を見せた後、5月1日までの1週間に16.44%アップ、前週の16.04%に比べ僅かながら再度加速した。これは主に果実と野菜が値上がりしたため。
デカン・ヘラルド、ファイナンシャル・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが5月13/14日報じたところによると、商工省は13日以上の発表を行った。
それによると、一次産品価格指数は昨年同期に比べ16.76%アップ、前週の13.93%に比べ加速した。一次産品価格指数は前週に比べると2.9%アップした。
食品価格指数は前週に比べ0.6%上昇した。ジャガイモは5.95%、茶は5%、果実と野菜は各2%、ウラド(urad:豆の一種)、木豆(arhar)、レンズ豆(masur)、調味料、香辛料は各1%、それぞれ上昇した。しかし大麦は2%、メイズ、シコクビエ(ragi)、インド産モロコシ(jowar)は各1%値下がりした。また、昨年同期に比べると、豆類は32.49%、果実は15.51%、それぞれ値上がりした。
非食品価格指数は昨年同期比9.9%アップした。これは主にサトウキビが50%、原綿が2%、コプラ、ヒマワリ、トウゴマ、亜麻が各1%上昇したため。しかし原料ゴムは2%、タバコは1%、それぞれ値下がりした。
燃料価格指数は昨年同期比12.33%アップと、前週の12.69%に比べ鈍化した。しかし燃料価格指数そのものは前週に比べ0.1%アップした。これは主に潤滑油が3%、燃料油(furnace oil)が1%値上がりしたため。
アナリストらは、昨年12月に20%を突破した食品インフレのピークは既に去り、今回の再加速は一時的なもので、ラビ(rabi:春先収穫物)の収穫が良好なことから、雨期さえ平年並みなら2010-11年下半期には、食品インフレは沈静化すると見ている。
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