2010-05-14 ArtNo.43398
◆三菱/Tiana、来週インフラ開発協力覚書に調印
【プネー】三菱商事は、マハラシュトラ州Puneを拠点に皮革製品や衣料品の製造・輸出を手がけるTianaグループと、発電、インフラ開発、石油・ガス領域で提携することで合意、来週関係覚書を交換する。
インディア・ブルームズ・ニュース・サービスが5月13日伝えたところによると、Tiana Group of Companies(TGC)のMohammedi Fatehi取締役はこのほど以上の消息を語った。それによると、インド政府はTGCが三菱商事の協力の下に全国90カ所に水力/火力/ソーラ/風力/原子力発電施設を建設・経営・保守することを原則的に承認した。国内の消費者に低コストの電力を供給するとともに、公害を抑制することに強い関心を有するTGCは、三菱商事にこの方面の支援を求める。
マハラシュトラ州Ratnagiri県のGuhagarおよびAnjarleに設ける火力発電所にはドイツの最新技術を導入し、公害を抑制する。また火力発電プロジェクトでは海水の利用と再利用を図る。こうしたプロジェクトは就業機会も創出、地元住民の生活水準の向上に寄与することができる。用地を提供する地元住民には無料の教育/医療サービスを提供する。またこうした施設は低価格で一般の利用にも供する。
TGCと三菱グループはインフラ開発領域でも協力する。これには道路/橋梁/住宅建設、自動車、航空、鉄道、海運、セメント、石油、ガス、銀行、金融サービス、電子が含まれる。
両社は来週関係覚書を取り交わした後、日本で詳細な契約に調印すると言う。
|