2010-05-11 ArtNo.43395
◆3月の輸出54%アップ、通年の輸出4.7%ダウン
【ニューデリー】インドの3月の輸出は199億米ドルと、前年同月比54.1%増加したが、2009-10年度を通じた輸出は世界的景気後退の影響で前年度を4.7%下回った。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ファイナンシャル・エクスプレスが5月6/7日伝えたところによると、Anand Sharma商工相は6日以上の数字を発表した。それによると、3月の輸出の急成長には、比較対象になる前年同月の数字が低調だったことも影響している。3月の輸入は一層大幅な67%の伸びを見た。
2009-10年度を通じた輸出額は1765億米ドルと、前年の1853億米ドルに比べ4.7%の落ち込みを見た。インドの月間輸出は2008年10月から連続13ヶ月マイナス成長を記録した後、2009年11月にプラス成長を回復した。取り分け2009年5月には過去最大の33%の落ち込みを見た。
輸出額全体の70%を占めるエンジニアリング/既製服/皮革/カーペット/油粕/石油製品/宝飾品は、何れも横ばいか、マイナス成長にとどまった。商工省は個々の部門ごとに奨励措置を設け、輸出の拡大を図る方針だ。
政府は2010-11年の輸出額を2000億米ドルと見込んでおり、2014年までに輸出額を2倍に拡大することを目指している。
2009-10通年の輸入額は2787億米ドルと、前年比8.2%の落ち込みを記録した。この結果、2009-10通年の貿易赤字は1020億米ドルと、前年の1180億米ドルを下回った。
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