2010-05-07 ArtNo.43374
◆ウルトラ・ローコスト・カー、価格/CO2最低、燃費世界一
【ニューデリー】ルノー日産がインドの地場二輪/三輪車メーカーBajaj Auto Ltd(BAL)と共同で開発を目指すウルトラ・ロー・コスト・カー(ULC:ultra low-cost car)の価格は2500米ドル、キロ・メートル当たり二酸化炭素排出量(gm/km)は二桁、リッター当たりの走行距離は30キロが目指されている。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが5月6日報じたところによると、RenaultのCarlos Ghosn会長兼CEOは最近催された年次総会の席上、ULCの価格を2500米ドルに設定、12万3000ルピー(US$2764)のTata Nanoに対抗するする方針を明らかにしたが、BALのRajiv Bajaj重役(MD)は5日、ULCは単に低価格を競うだけでなく、燃費と環境保護の面でも世界のトップ・レベルを目指すと語った。
Tata Nanoのリッター当たり走行距離は23.6キロだが、BALのUCLは30キロを目指している。またNanoの二酸化炭素排出量は101gm/kmだが、UCLのそれは二桁台に抑えられる。Bajaj氏は「BALとしては、むしろこうした性能を重視しており、価格が10万ルピー(US$2247)になるか、15万ルピー(US$3371)になるかは、たいした問題ではない。しかし20万ルピー(US$4494)以下に抑える」と語った。エンジンは既に完成しており、2012年の発売を目指すと言う。
|