SEAnews 2010-04-28 ArtNo.43337

【ムンバイ】これまでに2010年3月期四半期業績を発表した銀行・金融機関を除く上場企業の四半期売上げは過去9年来最高の60％の伸びをマークした。
ビジネス・スタンダードが4月26日伝えたところによると、これまでに185社が第1四半期の業績を発表しており、内金融機関を除く156社の売上げが急増したことには、Reliance Industries Ltd(RIL)の売上げが2倍以上に拡大したことが影響している。これは子会社Reliance Petroleumの合併が2009年9月11日に発効したためで、RILを除く155社の売上げの伸びは37％だった。とは言え、MMTC、Hindustan Zinc、Sesa Goaの同期売上げは何れも60％以上の成長を見た。純売上げが60％を超えたのは2001年6月期四半期以来のこと。
これら156社の純益(net profit)の伸びは比較的穏やかな31％にとどまった。いわゆるその他のソースの売上げが前年同期の2576クロー(US$5.79億)から2288クロー(US$5.14億)に下降したものの、良好な価格と金利コストの低下が純益の伸びに貢献した。金利コストは前年同期の1706クロー(US$3.83億)から1522クロー(US$3.42億)に11％下降した。
営業利益率(operating margin)は前年同期の21.8％から18％に、純利益率(net profit margin)は同13.2％から10.6％に、それぞれ鈍化した。
純益の伸びは、自動車／非鉄金属／鉱業／セメント部門の好調に牽引された。これら4部門の純益の伸びは80％だったのに対し、その他の部門のそれは16％で、取り分け石油精製、海運、食品部門の純益の伸びは一桁にとどまった。Hindustan ZincとSesa Goaの純売上げは97％、純益は2倍以上に拡大、自動車会社2社の純益は49％アップした。この他、Jindal Saw、HCL Technologies、MMTCの純益も70％以上の伸びを見た。