2010-04-23 ArtNo.43329
◆Hero Honda/Bajaj、ウタラーカンド州で事業拡張準備
【ニューデリー】既にウタラーカンド州に工場を設けている二輪車大手2社、Hero Honda Motors Limited(HHML)とBajaj Auto Ltd(BAL)は、地域性税制優遇措置の期限が切れたにも関わらず、ともに同州における事業拡張を準備している。
ビジネス・スタンダードが4月23日報じたところによると、HHMLはウタラーカンド州Haridwarの既存工場に隣接して第4工場を設ける可能性を検討しており、BALのRajiv Bajaj重役(MD)も拡張計画を詰める狙いから5月の第1週にウタラーカンド州Pantnagarの既存工場を訪れる。消息筋によると、BALは既存工場の月間生産量を現在の7万台から10万台に拡張する第2期計画の他にも何らかの計画を準備している可能性がある。
HHMLのHaridwar工場には隣接して94エーカーの空き地が存在し、同社は昨年ウタラーカンド州インフラ産業開発公社(Sidcul:State Infrastructure and Industrial Development Corporation of Uttarakhand Ltd)に32.5クロー(US$730万)を支払い、同空き地の権利を確保した。HHMLはカルナタカ州やヒマチャルプラデシュ州でも新工場の候補地を物色しているが、他に候補地が見いだせなかった場合は、同空き地に第4工場を設けるものと見られる。
ウタラーカンド州における税制優遇措置は2010年3月31日に満期を迎えたものの、HHMLとBALは、依然同州における事業の拡張に積極的姿勢を見せている。
Harish Rawat労働担当国務相を初めとするウタラーカンド州出身の国民会議派リーダーは、当該税制優遇措置の期限をさらに3年延長するよう中央政府に働きかけている。
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