2010-04-23 ArtNo.43328
◆フィリップス、TVビジネスをVideoconに外注
【ニューデリー】オランダの家電会社Philipsは、地場大手企業VideoconにインドにおけるTVビジネスを一括して外注する5年間のライセンス契約を結んだ。これには製造/流通/販売が含まれる。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが4月19日/20日伝えたところによると、Philips Electronics India(PEI)のMurali Sivaraman重役(MD/CEO)は19日PTI通信に以上の消息を語った。それによると、ブランド・ライセンス協定の下、Videoconは、Philipsの国際仕様に基づきインド国内でカラー・テレビジョンを製造/販売し、アフターサービスも行う。Videoconの大規模な販売網を通じ、Philipsはカラー・テレビの販売を大幅に拡大することができる。
インドにおける80年以上の営業歴を有するPhilipsは、これ以前にビジネスの照準をヘルスケアおよびライフスタイル・セグメントにシフトする計画を明らかにしていた。
Videoconは昨年9月、フィンランドの家電会社Elcoteqを買収する仮契約を結んだものの、結局破談に終わった経緯がある。
一方、ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月21/22日報じたところによると、Videocon IndustriesのVenugopal Dhoot会長兼MDは、同社の26%の権益を外国企業に売却する計画を明らかにした。それによると、少なからぬ企業が同社権益に関心を寄せている。適当な価格がオファーされるなら直ちに売却する用意がある。同社の時価は1万2000クロー(US$26.96億)前後だが、事業拡張計画に伴い急速に拡大する見通しという。
グループ企業Videocon Mobilesは最近、タミールナド州、グジャラート州、マハラシュトラ州ムンバイにおけるGSM移動体通信サービスを開始した。全国22通信サークルの営業ライセンスを有する同社は1万5000クロー(US$33.71億)を投じ、3年内に携帯電話契約者の数を1億人に拡大することを目指している。同社は第三世代(3G)周波数域の入札にも参加、この方面でも積極的に事業を拡張する計画だ。これ以前には、Etisalat DB(前社名Swan)やUninorも、テレコム・ライセンスを取得後、事業権益を外国企業に売却している。
|