SEAnews 2010-04-23 ArtNo.43327

【ニューデリー】インドは2012年末までに米国を追い越し3610万人の契約者ベースを擁する世界一のDTH(direct-to-home)衛星ペイＴＶ市場に成る見通しだ。
ファイナンシャル・エクスプレスとエコノミック・タイムズが4月23日伝えたところによると、市場調査会社Media Partners Asia (MPA)はこのほど発表した『2010年アジア太平洋ペイTVおよび広帯域市場(Asia Pacific Pay-TV and Broadband Markets 2010)』と題する報告書の中で以上の予測を行っている。それによると、インドのDTH契約者は2009年の1700万人から、2014年までに4500万人、2020年までに5800万人に増加するものと見られる。同業界の年間売上げは2010年3月期年度に65億米ドルをマーク、2013年に採算ラインに乗った後、2014年までに121億米ドル、2020年までに185億米ドルに達する見通しだ。
ペイＴＶ契約者は2009年の1億500万人から、2014年までに1億4900万人、2020年までに1億7300万人に達するものと見られる。この内、ケーブルＴＶは2014年まで70％のシェアを維持するが、2020年までに64％に縮小、DTHが長期的にほぼ35％のシェア獲得する見通しと言う。