2010-04-21 ArtNo.43324
◆Emmbi Polyarns、ポリマー製造能力を3倍に拡張
【ハイデラバード】マハラシュトラ州Mumbaiを拠点にポリマーの製造を手がけるEmmbi Polyarns Ltd(EPL)は、向こう6~8ヶ月間に製造能力を現在の6000トンから1万8000トンに拡張する。
ヒンドゥ・ビジネス・ラインが4月17日報じたところによると、EPLのMakrand Appalwar重役(MD)はこのほど同紙に以上の計画を語った。それによると、今年2月、公開公募(IPO)を通じて43クロー(US$966万)を調達した同社は、拡張計画に39クロー(US$876万)を投じる。
ポリマー・ベースの包装材料需要は、各社が包装のサイズを拡張するのに伴い増加が見込まれる。今日国民1人当たりのポリマー消費量は日本が40キロ、米国が35キロ、欧州が28キロ、中国が10キロであるのに対しインドは2.6キロに過ぎない。現在インド国内では40社余りがポリマーの製造を手がけている。
インドは年間6000万トンのバルク包装材料を製造しているが、約5000万トンを輸出、国内で消費されるのは1000万トンに過ぎない。EPLも14カ国以上にその製品を輸出し、売上げの60%を輸出に依存している。同社はハンガリーに年産3000トンの製造施設を擁し、欧州市場の需要に応じている。
原料のポリプロピレンのトン当たり価格は過去6ヶ月1250~1400ルピーの水準でほぼ安定している。
EPLは、灌漑プロジェクト等において節水効果を発揮する新製品『canal liners』の生産に照準を合わせており、既に約30キロに及ぶ運河の防水工事にこの種のポリマー・シートを使用した実績を有すると言う。
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