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2010-04-21 ArtNo.43313
◆レポ/逆レポ/支払い準備率0.25%アップ
【ニューデリー】中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は、経済成長の弾みを失わせることなく、インフレの高進を抑制する狙いから20日、短期貸出金利(レポ)/短期借入金利(逆レポ)/支払い準備率(CRR:cash reserve ratio)を各25ベイシスポイント引き上げた。
エコノミック・タイムズ、ファイナンシャル・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥ・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、タイムズ・オブ・インディア、インディアン・エクスプレスが4月20日報じたところによると、RBIはこの日、2010-11年度金融政策を明らかにするとともに、以上の措置を発表した。この結果レポ金利は5.25%、逆レポ金利は3.75%に即日引き上げられ、CRRは4月24日から6%に上方修正される。しかし公定歩合(Bank rate)は6%、法定流動性比率(SLR:Statutory Liquidity Ratio)は25%に据え置かれた。CRRの引き上げにより銀行システムから1万2500クロー(US$28.09億)の資金が引き揚げられる。
銀行界筋によると、依然として十分な流動性が確保されていることから、商業ローンや個人ローンの金利が直ちに引き上げられることはない。
Pranab Mukherjee蔵相は、RBIのこうした措置は国内経済に穏やかな引き締め効果を及ぼし、インフレ圧力を軽減するだろうとコメントした。またRBIはインフレが3月の9.9%から今会計年度末までに5.5%に鈍化すると予想したが、蔵相は、実際のインフレ率はRBIの予想をさらに下回るだろうと見通した。
RBIによると、需要サイドの圧力が高まっており、景気の回復は軌道に乗った。このため同行は通常の金融政策に復帰する軌道修正を慎重に行っている。RBIは2010-11年の国内総生産(GDP)成長率は8%、通貨供給の伸びは17%、商業銀行の非食料部門に対する貸付の伸びは20%と予想している。
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