2010-04-16 ArtNo.43311
◆2009-10年度IT/電子産業成長率10.4%
【ニューデリー】情報技術(IT)/電子ハードウェア産業の2009-10年度生産量は10.4%の成長を見た。世界経済の後退が中核ソフトウェア産業のパフォーマンスに影響を及ぼしたことから、同成長率は前年の半ばを下回った。
ヒンドゥ・ビジネス・ラインが4月12日伝えたところによると、通信情報技術省情報技術部(DIT:department of information technology)はこのほど、以上の統計数字を発表した。それによると、2009-10年度のコンピュータ・ソフトウェア/消費者用・戦略的・産業用電子/通信・放送機器/ハイテク・コンポーネントの生産額は41万1000クロー(US$923.52億)と、前年の37万2000クロー(US$835.88億)を10.4%上回った。これに対して前年度は26%近い成長を見ていた。これは主に、世界的景気後退がソフトウェア輸出に打撃を与えたため。産業界は2010-11年のハイテク生産の伸びは大幅に加速するものと見ている。
ソフトウェアおよびサービス輸出は2009-10年度IT/電子産業総収入の57%を占めた。ソフトウェア輸出は497億米ドル/23万5000クローと、前年の471億米ドル/21万6000クローに比べルピー建てで8.7%、米ドル建てで5.5%成長した。ソフトウェアの国内生産は6万6200クロー(US$148.75億)と、前年比約12%の伸びを見た。
コンピュータの生産は1万4430クロー(US$32.42億)と、前年比7%成長、通信・放送関連製品の生産は3万1390クロー(US$70.53億)と、前年比18%の伸びを見た。
消費者用電子の生産額は3万150クロー(US$67.75億)と前年比18%の伸びを見、産業用電子のそれは1万3630クロー(US$30.63億)を記録した。消費者用電子は電子ハードウェア生産全体の4分の1以上を占めた。消費者用電子の中ではカラーTVが最大のシェアを占め、中でもLCD TVの販売の伸びが成長を牽引した。
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