SEAnews 2010-04-14 ArtNo.43294

【ニューデリー】インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)が9日発表したところによると、3月の乗用車(passenger car)国内販売台数は、新排ガス基準の導入やインプット・コストの上昇に伴う値上がりを予想した消費者が購入計画を前倒ししたこと等から、15万5600台と昨年同月の12万9585台を20.08％上回った。
ヒンドゥ・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ファイナンシャル・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが4月9／10日報じたところによると、国内経済活動のバロメータとされる商用車(trucks and buses)の販売台数も昨年同月の4万1797台から6万7362台に61.16％増加した。
二輪／三輪／四輪車を含む3月の自動車総販売台数は昨年同月の89万4079台から122万6944台に37.23％増加、輸出も40％の伸びを見た。
この結果、2009－10年度を通じた自動車総販売台数は前年の972万4234台から1229万2770台に26.41％、乗用車輌(Passenger vehicles)は同155万2703台から194万9776台に25.6％、乗用車は同122万475台から152万6787台に25.10％、商用車は同38万4194台から53万1395台に38.31％、軽商用車は同43％、中大型商用車は同34％、三輪車は同34万9727台から44万368台に25.9％、それぞれ増加した。
自動車の2009－10年を通じた輸出台数は前年の153万594台から180万4619台に17.90％、内、乗用車は同33万1535台から44万1710台に33.23％、それぞれ増加した。
通年の自動車国内販売台数の37％の伸びは過去最高で、乗用車販売の25％の伸びも2004年に記録された29％に次ぐ、史上2番目、また世界的にも中国(42%)に次いで2番目の伸び率となった。
SIAMのPawan Goenka会頭は、2010－11年の自動車総販売台数は、比較対象の2009－10年の数字がハイレベルなことから、相対的に低水準の二桁成長、およそ10～14％にとどまるものと予想した。