SEAnews 2010-04-14 ArtNo.43292

【ニューデリー】ダイキン工業の完全出資現地子会社Daikin Airconditioning India Pvt. Ltd.(DAIPL)は210クロー(US$4719万)を投じてラジャスタン州Alwar県Neemrana村New Industrial Complex Majrakathに設けたインドにおける同社初の製造工場の操業を開始した。
ザ・ヒンドゥーとヒンドゥ・ビジネス・ラインが4月10／11日報じたところによると、ダイキン工業の吉岡敬男常務執行役員は9日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、新工場は第1段階としてビル用マルチ・エアコン可変冷媒流量制御(VRV:Variable Refrigerant Volume)システムを年間2万ユニット、チラー(大型空調熱源機器)を同1800万ユニット製造する能力を有する。新工場はオゾン層に優しいHFC冷媒をベースにした製品のみを製造する。新工場には同社のセールス／サービス・スタッフやディーラーのための訓練センターも設けられている。キャパシティー、1万2000人日の同訓練センターには10クロー(US$225万)が投じられた。
DAIPLの昨年の営業額は650クロー(US$1.46億)で、3年内に1500クロー(US$3.37億)に拡大することを目指している。
DAIPLのSanjay Goyal主任(Country Head)によると、二級および三級都市(Tier II and Tier III cities)における需要見通しが明るいことから同社は拡張計画を実行したと言う。
一方、ファイナンシャル・エクスプレスが9日伝えたところによると、LG、Samsung、Carrier等のエアコン・メーカーは鋼材やその他のインプット・コストが上昇する中、最近それぞれ値上げを行った。サムスンの値上げ幅は4～5％、市場シェア30％以上のLGの場合は6～8％と言う。