2010-04-07 ArtNo.43268
◆IOC、US$32億ナフサ・クラッカーの運転開始
【パニパット】Indian Oil Corporation (IOC)は、プラスチック業界の需要に応じるため、32億米ドルを投じてハリヤナ州Panipatに設けたナフサ・クラッカーを稼働させた。
ファイナンシャル・エクスプレスが4月2日伝えたところによると、IOCのSerangulam V Narasimhan財務担当重役はブルームバーグの電話インタビューに応じ、以上の消息を語った。それによるとパニパットのナフサ・クラッカーは3月に稼働した。未だ稼働していない小規模ユニットも4月末までに完成する見通しだ。IOCはエチレンとプロピレンの原料になるナフサの輸出を減らし、パニパット工場に供給している。内外の経済が過去70年来最悪の金融危機から立ち直る中、自動車や家電製品の原料になる石油化学品の需要が増加している。クラッカーがフル稼働するなら年間ナフサ消費量は200万トンを超える。新プラントは年間85万7000トンのエチレンと同65万トンのプロピレンを製造する能力を備えている。
石油天然ガス省のウェブ・サイトによると、インドの年初11ヶ月(2009/4-2010/2)のナフサ輸出量は前年同期比26%増の870万トンに達した。
|