【ニューデリー】インド当局は、中国から輸入されるガラス/煉瓦製造用化学品とある種のプラスチック加工機械に反ダンピング税を課した。
エコノミック・タイムズとファイナンシャル・エクスプレスが3月28/29日報じたところによると、大蔵省は、商工省傘下の反ダンピング税・関連税総局(DGAD:Directorate General of anti-dumping and allied duties)の勧告に基づき中国から輸入される炭酸バリウムにトン当たり121.31~213.34米ドルの反ダンピング税を課した。中国からの炭酸バリウムの輸入量は2007-08年の1万3539トンから2008-09年の2万5513トンに倍増した。同反ダンピング税の有効期間は2010年9月22日まで。
他方、ある種の中国製プラスチック加工機械には陸揚げ価格の最大174%の反ダンピング税が課される。同反ダンピング税の有効期間は5年。
インドは、2009年4月から2010年2月の間に11種類の中国製品に反ダンピング税を課した。保護関税の場合一律の税率が課されるが、反ダンピング税の税率は製品や国により異なる。