【ムンバイ】インド政府はチャッティースガル州Sarguja県に4000MW(メガワット)のウルトラ・メガ発電所(UMPP:ultra mega power project)を建設するため、関係方面に見積依頼書(RFQ:request for quotations)を配布した。
ビジネス・スタンダードが3月28日報じたところによると、タミールナド州、オリッサ州、アンドラプラデシュ州におけるUMPPの入札も準備されている。コストが2万クロー(US$43.4億)にのぼるUMPプロジェクトは景気後退時にはリスクが大き過ぎると見なされたが、企業の財政状況や投資環境が改善した今では積極的な応札が期待される。
GMR Infrastructure、Lanco Infratech、Tata Power等は、入札の意向を表明している。しかしL&T PowerやEssar Powerは、この種の大型プロジェクトへの入札は控える姿勢を見せている。また既にUMPP3件を手がけているReliance Powerは、新規則の下入札することができない。
一方、インド国内に製造施設を持たないサプライヤーはUMPPに設備を納入できないことから、入札価格が高めになる可能性がある。また新たに製造拠点を設けて、供給するとすれば、納期やプロジェクトの進捗に遅れが生じる恐れもあると言う。