1995-12-15 ArtNo.4323
◆バリト、<馬>CASH買収目指し近く新提案?
【クアラルンプル】インドネシアの木材王プラヨゴ・パングスト氏のクアラルンプル証取(KLSE)上場企業コンストラクション&サプライズ・ハウスBhd(CASH)の逆買収劇が年内にも再演されそうだ。
同取引に関わる筋は「目下最終段階の詰めを行っており、取引は古い内容と新しい内容がミックスしたものになるだろう」としている。1994年半ばに提案された買収計画は国境を越えた木材同盟と評され、プラヨゴ氏はマレーシア、中国、パプア・ニューギニアの木材権益とグループの旗艦PTバリト・パシフィックの30%持ち株を売却、その代償としてCASHの増資後の70%のシェアを手に入れると言うもので、取引総額は25億9000万Mドルに及んだ。しかしマレーシア証券委員会は半年にわたり判断を保留した後、結局理由を明らかにせず、申請を棄却した。消息筋によれば新提案の取引規模は20億Mドル以下で、最終的なプラヨゴ氏のCASH持ち株も51%にとどめられる見通しと言う。(ST,BT,LZ12/14)
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