2010-03-24 ArtNo.43219
◆アルセロール、メガ鉄鋼プロジェクトをBokaroに移転
【ランチ】ArcelorMittal Ltd(AML)はジャールカンド州Khunti-Gumla地区における総額5万クロー(US$108.5億)のメガ鉄鋼プロジェクトを、同州Bokaro県に移転する方針を決めた。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが3月19日報じたところによると、AMLは2005年にジャールカンド州政府と関係覚書を交換、その翌年Ranchi県KhuntiとGumla県にまたがる地域を年産1200万トンの製鉄プロジェクトの候補地に決めた。しかし同地に居住する少数民族が立ち退きに応じず、プロジェクトは立ち往生した。このため同社は代替地を物色していた。
Bokaroにおける用地の買収交渉は依然継続中だが、先月Petarwarで催された会合で、村落住民約200世帯が1000エーカーほどの土地の売却を認めた。このため、AMLは17日、州政府に対し、プロジェクト候補地をKhunti-Gumla地区からBokaroに移す方針を伝えた。
ジャールカンド州政府スポークスパースンは以上の消息を確認するとともに、新たな候補地におけるプロジェクトの実行を全面的に支援する州政府の方針を明らかにした。AMLはTenughatダムからの4500万立方メートルの水供給を州政府に求めたと言う。
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