2010-03-19 ArtNo.43214
◆データ・センター・サービス市場US$21億に:IDC
【ニューデリー】インドのデータ・センター・サービス市場は2009年には6300クロー(US$13.671億)をマーク、2011年末までに1万クロー(US$21.7億)に達する見通しだ。この結果2009~2011年の間の複合成長率は22.7%になる。
ヒンドゥ・ビジネス・ラインが3月17日報じたところによると、市場調査会社IDCは、このほど以上の見通しを発表した。それによると、2009年には、サード・パーティー・データ・センター・サービスはデータ・センター・サービス全体の18%のシェアを占め、製造業/情報技術(IT)/IT対応サービス(ITES)3業種が、サード・パーティー・データ・センター・サービスの80%を占めた。サード・パーティー・データ・センター・サービスのデータ・センター・サービス全体に占めるシェアは2011年末までに22%に拡大する見通しだ。
キャプティブ・データ・センターの2009~2011年の間の複合年間成長率は19.9%と見積もられる。製造業/銀行/金融サービス/保険業がキャプティブ・データ・センターの中核業種になっている。
政府部門においても2010年以降、データ・センター・サービスの需要が拡大する見通しだ。
高速広帯域サービス・プロバイダー、データ・センター・ホスティング・プレーヤー、電力/冷却ソリューション・プロバイダー、ハードウェア納入業者、システム統合業者から成る急成長するエコシステムが、データ・サービス・センターの向こう2年間の成長を牽引することになる。
社内技術の不足、高い必要投資、長い懐妊期間が、キャプティブ・データ・センター・サービスのネックになり、その反面、サード・パーティー・データ・センター・サービスの成長を加速するものと見られる。また景気が2011年に一層回復し、中小企業のIT導入が進むのに伴い、中小企業がサード・パーティー・データ・センター・サービスの次代の成長を牽引する見通しだ。
これに対して高いセキュリティー、内部統制、厳しい管理体制が支配的な部門では、キャプティブ・データ・センター・サービスが引き続き主流を占めるものと見られる。
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