SEAnews 2010-03-16 ArtNo.43198

【ニューデリー】インドとロシアは12日、Manmohan Singh／Vladimir Putin両首相の立ち会いの下、核関連と肥料関連の各2協定、それに1民間協定、合計5協定に調印した。プーチン首相の24時間に満たない今回の実務訪問期間には、以上を含め合計19件、総額100億米ドルを超える協定が結ばれた。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥ・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが3月10／11／12／13／14日報じたところによると、プーチン首相は、Sergei Ivanov／Sergei Sobyanin両副首相、Elvira Nabiullina経済開発相、Sergei Shmatkoエネルギー相を含む閣僚および政府高官から成る代表団を伴い11日にニューデリーを訪れた。
両国間の合意の下、ロシアは第12次五カ年計画期間(2012-2017)にタミールナド州Kudankulamの原子力発電事業に新たに2基の核反応炉(第5/6号反応炉)を、また西ベンガル州Haripurにおける事業に別に2基の核反応炉を、それぞれ供給する。両国はKudankulamにおける第3／第4核反応炉建設のスケジュールについても合意した。
インド側は米国が依然としてその移転を躊躇している核燃料の再処理技術をロシアから手に入れることを目指して来た。ウラニウムの輸入と国内生産の増加で、インドの原子力発電事業は加速される見通しだ。インドは2010－11年にカザフスタンとロシアから合計510トンの天然ウランを輸入する契約を結んでいる。
今回結ばれたおよそ40億米ドルの国防機器契約には、インド海軍の約12億米ドルにのぼるMiG-29K戦闘機29機の追加購入契約、3年間に及ぶ価格交渉の末まとまった23億5000万米ドル相当のGorshkov航空機購入見直し契約が含まれ、ロシアはインドにとって最も信頼される、最大の武器供給国としての地位を維持した。