【ニューデリー】インドの外国直接投資(FDI)流入額は、連続3ヶ月増加傾向を見せた後、今年1月には20億4000万米ドルと、前年同月の27億3000万米ドルに比べ25%減少した。
ザ・ヒンドゥーとデカン・ヘラルドが3月10日報じたところによると、2009年10月の流入額は前年同月比56%増の23億3000万米ドル、同年11月は同60%増の17億3000万米ドル、同年12月は同13%増の15億4000万米ドルだった。
インド政府は、依然として今年通年のFDI流入額が、2008-09年の273億米ドルを上回るものと見ている。一昨年(2007-08)の流入額は245億米ドルだった。
一方、デカン・ヘラルドが同日伝えたところでは、今年初以来の外国機関投資家による証券市場への投資の純流入額は、新年度予算案発表後のラリーも手伝って3月9日時点で20億米ドルに達した。インド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)の統計によると、外国機関投資家は12万128クローを購入、11万938.7クローを売却した。その結果9189.60クローの純流入となった。
インディアン・エクスプレスとデカン・ヘラルドが3月13/14日、米国コロンビア大学の調査報告を引用し伝えたところによると、インドは世界第3位の好ましい外国直接投資地で、FDI流入額では世界第13位に列している。しかし、同報告書は外資上限規制が外資流入のネックになっていると分析している。