【ニューデリー】卸売物価指数(WPI)をベースにした食品・非食品を含む全般的インフレ率は2月には、砂糖等の一部食品の値上がりと、燃料消費税率の引き上げに祟られ、前月の8.56%から16ヶ月来最高の9.89%に加速した。
デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥ・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが3月15日伝えたところによると、砂糖は昨年同月比55.47%、ジャガイモは同30%、豆類は同35.58%、それぞれ上昇した。食品全体のインフレ率は17.79%アップ、製造業製品全般のインフレ率は前月の6.55%から7.42%に加速した。燃料指数は全体として10%以上アップ、ガソリンは11.73%、高速ディーゼル油は8.85%上昇した。燃料指数は前月比でも1.54%アップ、非コークス用炭は12%、コークス用炭は9%、高速ディーゼルとガソリンは各2%、それぞれ上昇した。
インフレ率が二桁に手の届くところまで上昇したことから、中央銀行Reserve bank of India (RBI)が4月の金融政策見直しに際して金利を引き上げる可能性がさらに高まった。RBIは今年3月末までにインフレ率が8.5%に達すると予想していたが、既に連続2ヶ月同予測値を上回るインフレが記録されている。