1995-12-15 ArtNo.4319
◆<馬>テレコム子会社、インターラクティブ電話市場に期待
【クアラルンプル】テレコム・マレーシアBhd(TMB)子会社のオーディオテルSdn Bhdは急成長が予想されるインターラクティブ電話市場におけるトップ・プレーヤーを目指している。
オーディオテルのパニルS.ラジャマニ重役(CEO)によると、1996年はインターラクティブ電話の時代で、同市場においては創造性の有るもののみが、生き残ることができる。今日マレーシアでは他に3社がこの種のサービスを提供している。今年8月から営業を開始したオーディオテルは3000万~5000万Mドルと見積もられる国内市場の35~40%のシェアを既に握っている。ボイス・リスポンス・サービスのテレマティクスは、同サービスが全国規模に拡大されるのに伴い、来年は顧客の大幅増が見込める。同社はこの他、テレマーケッティング及びインターラクティブ・テレビジョン・サービスを提供しており、テレマーケッティング部門が経営するインフォメーション・サービスの利用頻度は1カ月平均1万通話に達している。目下同サービスの顧客は18社でこれらにはホーム・ショッピング・カンパンニー2社の他、金融会社や保険会社が含まれている。フランスのホーム・ショッピング会社にはトール・フリー・ナンバーを利用してフィリピンやインドネシアからも注文が寄せられている。メトロビジョン・テレビジョン・ステーションと共同で提供しているインターラクティブ・テレビジョン・サービスの30日間の広告料金(1日1時間)は15万Mドルと、一般のTV広告に比べ割安となっている。同サービスは今後の成長領域として期待されていると言う。
オーディオテルはTMBとアーティキュレート・テレコミュニケーションズSdn Bhdの60:40の合弁会社で、後者にはオランダのワールドゲート・マルチメディアBVが75%出資している。ワールドゲートは欧州第2のテレマーケッティング/テレマティクス・サービス局テレワールドを経営していたが、フィリップスにその権益を売却した。(NST,MBT:12/14)
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