SEAnews 2010-03-12 ArtNo.43189

【ニューデリー】メガ・フード・パーク・プロジェクト6件が既に実行段階にある他、別に4件が立案中のことから、メガ・フード・パーク・プログラムは順調なスタートを切ったと言える。
インディアン・エクスプレスが3月6日伝えたところによると、Pantaloons Retail、Capital Foods、Temptation Foods、Brittal Foods等の小売り、食品大手は、マハラシュトラ州、カルナタカ州、パンジャブ州、ウッタルプラデシュ州に、それぞれフード・パークを開発することに強い関心を示している。
フード・パークの開発には平均150クロー(US$3255万)の投資を必要とする。中央政府は第11次五カ年計画期間に実行されるフード・パーク・プロジェクト30件に、1件当たり50クロー(US$1085万)を補助、冷蔵施設、起業家育成施設(incubation centre)、倉庫、水質管理研究所、道路、電力供給、中核処理施設、集配施設等のインフラ開発を引き受ける。各プロジェクトごとに銀行・金融機関・食品加工産業省の代表等から成る特別目的会社(special purpose vehicle)を設ける。各パークには約30社が入居、これらの企業により合計250クロー(US$5425万)の投資がなされる見通しだ。特別目的会社は、50クローの政府補助を含め120クロー(US$2604万)を投資する。したがって1パーク当たりの合計投資額は370クロー(US$8029万)に達する。
政府は今会計年度分として、プロジェクト5件分の予算を準備している。これまでに着手されたプロジェクト6件の内、ウタラーカンド州Haridwarのパークが既に稼働している。アンドラプラデシュ州、ジャールカンド州、アッサム州におけるプロジェクトは、様々な開発段階にある。タミールナド州と西ベンガル州の2プロジェクトは用地の買収が最終段階を迎え、食品加工産業省への詳細プロジェクト報告書(DPR)の提出も終えている。
食品加工産業省は、これまでにメガ・フード・パーク・プロジェクト37件の申請を受理している。内訳はマハラシュトラ州15件、カルナタカ州10件、パンジャブ州6件、ウッタルプラデシュ州5件で、今月末までに選考作業が完了する見通しと言う。