【ニューデリー】Sony India Pvt Ltd(SIPL)は今後1年間の販促活動に最大1800クロー(US$3.91億)を投じ、インド国内における製品の知名度を高めるとともに、今年の薄型テレビの販売台数を2倍の800ユニットに拡大することを目指している。
ビッジネス・スタンダードとヒンドゥ・ビジネス・ラインが3月9日報じたところによると、SIPLの玉川勝社長(MD)は9日以上の方針を明らかにした。それによると、薄型テレビは3500クロー(US$7.6億)の同社年商の3分の1以上を占めている。SIPLは昨年、Braviaレーンジの薄型テレビの販促に700クロー(US$1.52億)を投じ、400ユニット以上を販売したが、新年度は2倍の1470クロー(US$3.19億)を投じ、市場シェアを30%に引き上げることを目指す。インドのLCD市場規模は160万ユニット前後で、今会計年度末までに270万ユニットに拡大するものと見られる。
SIPLは、その他の製品の販促予算も25%増の200クロー(US$4340万)に拡大する。またディーラー網を現在の2500店から5000店に拡大する。
SIPLはこの日、22~60インチのBraviaレーンジ薄型テレビ、NX/EXm/BXシリーズ合計24モデルをお披露目した。これらのモデルはインターネットに対応しており、Youtube等のコンテンツ・プロバイダーとも提携している。SIPLは、今年6月には3Dテレビジョン・モデルもインド市場に投入する。同社は『FIFA World Cup 2010』のスポンサーを務めており、3Dフォーマットのワールド・カップ・マッチを放送すると言う。