2010-03-12 ArtNo.43184
◆中国製自動車部品輸入、2012-13年までに12倍に増加
【ニューデリー】インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)はその最新報告書の中で、中国製自動車部品の輸入は2012-13年までに12倍に増加、68億5000万米ドルに達すると警鐘している。
ヒンドゥ・ビジネス・ラインが3月7日報じたところによると、中国製自動車部品の輸入額は年率88%の成長を見、2008-09年には5億4460万米ドルに達した。こうした成長率が維持されるなら、国内自動車部品市場に占める中国製部品のシェアは現在の2.7%から2012-13年の15.6%、2013-14年の42%に拡大する見通しだ。
現在、中国製品を含む輸入部品のシェアは約33%となっている。東南アジア諸国連合(ASEAN)や韓国と結んだ自由貿易協定の下、少なからぬ自動車部品の関税が引き下げられるため、今後輸入は一層増加するものと見られる。
FICCIは、こうした状況に鑑み、政府に税制優遇措置を設け、キー・コンポーネントや高付加価値コンポーネントの国内生産を奨励し、マレーシアの例に倣って自動車産業開発基金(ADF:Automotive Development Fund)と産業調整基金(IAF:Industrial Adjustment Fund)を創設するよう提案している。
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