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2010-03-12 ArtNo.43183
◆JSW Steel、米国子会社にスラブ4万トン輸出
【ムンバイ】JSW Steel Ltd(JSL)は、米国子会社Texas Works向けに4万トンのスラブを輸出する準備を整えており、世界的鋼材需要復調の兆しとして注目される。
ヒンドゥ・ビジネス・ラインが3月6日報じたところによると、JSLが2007年に買収したTexas Worksは、年間120万トンの鋼板と50万トンの鋼管を製造する能力を有し、同社が製造した鋼管は、陸上や海底に敷設される石油/ガス/水輸送用パイプラインの主要材料として用いられる。
JSLのJayant Acharya取締役によると、3月に4万トンのスチール・スラブの注文を受けた。出荷は用船の手配がつき次第行われる。これによりTexas Worksの稼働率は現在の20%から改善する見通しと言う。
JSLはこれまで亜鉛メッキ鋼板等の付加価値製品のみを輸出しており、スチール・スラブ輸出は久々のこと。JSLのこうした動向は、Tata SteelやHindalco Industries等にとっても朗報と言えそうだ。なぜならこれらの企業が海外に有する金属子会社の業績も改善が見込まれる。自動車用鋼材や鋼管の需要回復は、多国籍スチール・メーカーが保持する余剰設備の稼働再開につながる。
アナリストによると、米国政府が最近発表した7870億米ドルの景気刺激措置の約14%が、インフラストラクチャー部門に向けられ、鋼材需要の回復につながる見通しだ。インド国内の鋼材需要も上向いており、最近発表された新年度予算では17万3000クロー(US$375.41億)がインフラ開発に振り向けられている。国内の鋼材需要は10%ほど拡大する見通しで、国内の年間鉄鋼生産量も2009-10年の6000万トンから2010-11年の6500万トンに拡大するものと見られる。
鉄鋼メーカー筋によると、鉄分含有率64%以上の鉄鉱石のトン当たり価格は昨年1月の59~61米ドルから今年1月の117米ドルに跳ね上がり、さらに15~20%の値上がりが予想される。
JSLの2月の粗鋼生産量は、昨年同月の29万7000トンから50万2000トンに69%、鋼板のそれは同25万7000トンから29万9000トンに17%、圧延鋼のそれは同2万9000トンから9万6000トンに231%、それぞれ増加した。年初11ヶ月(2009/4-2010/2)の粗鋼生産量も前年同期比61%増の542万トンに達した。
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