2010-03-09 ArtNo.43178
◆日産-Leylandの小型車と超低価格車は重複しない:Bajaj
【ジュネーブ/ムンバイ】日産は3月2日、インドの地場商用車メーカーAshok Leyland Ltd(ALL)と、4500~5000米ドルの小型乗用車の共同開発問題を協議していることを明らかにするとともに、同社と地元パートナー、Bajaj Auto Ltd(BAL)およびルノーのインド市場向け超低コスト(ULC:ultra low-cost)カー開発計画のエンジニアリング・ソルーションが未だ見いだせないことを認めた。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥ・ビジネス・ラインが3月3/4日伝えたところによると、日産のCarlos Ghosn重役(CEO)とColin Dodge上級副社長はジュネーブの自動車ショー会場で記者に以上の消息を語った。それによると、Hindujaグループの旗艦ALLとは国際市場向けの小型車の開発を目指し協力交渉を進めている。日産は中国とインドネシアでも地元パートナーと合弁を組む計画だ。現在、Maruti SuzukiのAltoがインドにおける同クラス市場をほぼ独占している。
これに対してBALのS. Ravikumar副社長は翌日、「日産とALLのプロジェクトは、ULCプロジェクトと重複せず、後者が影響を受けることはない」と語った。同氏によると、ULCプロジェクトはスケジュール通り進捗を見ていると言う。
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