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2010-03-09 ArtNo.43171
◆US$65億インド湾岸基金通じインフラ開発促進
【ニューデリー】インド政府は2010-11年度予算のインフラ開発支出を拡大強化した後、西アジア資金の誘致に力を傾注している。外務省筋によると、65億米ドルのインド湾岸基金(India-Gulf funds)の募集活動が間もなく完了する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが3月5日伝えたところによると、50億米ドルの『インド・カタール投資基金(India-Qatar investment fund)』と15億米ドルの『インド・オマーン合同投資基金(India-Oman Joint Investment Fund)』の募集活動が目下進められている。
インド・カタール投資基金の投資対象になるインフラ・プロジェクトの選考作業が既に開始されている。State Bank of Indiaが結節機関を務める同基金は両国の大規模インフラ・プロジェクトの触媒役を務める。
当初シード・キャピタル1億米ドルのインド・オマーン合同投資基金の資金規模は、最終的に15億米ドルに拡大される。
この他、サウジアラビアとの7億5000万米ドルの基金の契約条項の一部見直しが行われている。
インド駐在のオマーン大使Sheikh Humaid Bin Ali Bin Sultan Al-mani氏によると、オマーンの経済相が来月インドを訪れる。訪問日程の詳細はなお未定だが、同相の訪問期間中にインド・オマーン合同投資基金の契約調印が行われる見通しだ。同基金が創設されれば、様々な領域における両国間の直接投資に拍車がかかる。
インド・オマーン合同投資基金はインドが設けるこの種のファンドの最初のケースで、単に高い投資収益が見込める領域だけでなく、両国経済の発展に重要な役割を演じるような事業に投資される。オマーンは昨年、西アジア諸国の先頭を切って、インドとの間にこの種のファンドを設ける計画を発表した。同基金は両国の民間企業によるインフラ/観光/保健/電気通信/不動産事業に投資される。
インド最大の商業銀行State Bank of India (SBI)とオマーンのState General Reserve Fund (SFRF)は、2008年11月にシード・キャピタル1億米ドルのインド・オマーン合同投資基金を設置する覚書に調印した。同覚書の有効期間は2年だが、双方の合意の下、延長できると言う。
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