SEAnews 2010-03-04 ArtNo.43168

【ニューデリー】労働雇用省労働局の最新統計によると、昨年第4四半期(2009年10-12月)には63万8000人分の新規就業機会が創出された。同期間には運輸部門の就業機会が僅かに減少したのを除き、ほとんど全業種にわたり就業機会の増加を見た。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥ・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが2月28日／3月1日伝えたところによると、就業機会の増加はインド経済復調の顕著な兆しと言える。今回の調査は、世界的な金融危機が発生した直後の2008年10－12月期に最初の調査が行われて以来、5回目。第1回目の調査では49万1000件の就業機会が失われ、2009年1－3月期の第2回調査では27万6000件の増加が見られた。しかし2009年4－6月期の第3回調査では再び13万1000件の減少を見、2009年7－9月期の前回調査では49万7000件の増加が記録されている。
今回、調査対象とされた11の州と直轄地の①繊維、②金属、③皮革、④自動車、⑤宝飾品、⑥運輸、⑦IT／BPO、⑧手工芸8業種に属する2953社により創出された就業機会合計63万8000件の91％、58万件は輸出志向ユニットによるもので、IPO/BPOユニットだけで48万7000件を数えた。これに対して非輸出志向ユニットによる新規就業機会の創出は5万8000件にとどまった。8業種の月間平均増加率は2.95％と言う。