SEAnews 2010-03-04 ArtNo.43158

【チェンナイ】チェンナイ都市開発局(CMDA:Chennai Metropolitan Development Authority)は、チェンナイ市内の交通インフラの総合的な再開発計画を準備した。同計画には、地下鉄2路線、モノレール／軽便鉄道(LRT)4路線、高速バス3路線、37グレード・セパレータが含まれ、必要投資額は7万2727クロー(US$157.82億)。
ザ・ヒンドゥーが2月28日報じたところによると、コンサルタント会社Wilbur Smith AssociatesがCDMAのために作成した同報告書によると、チェンナイ市商業地区の自動車の平均走行速度は毎時15キロ、市内のその他の地域のそれは毎時20キロと、1993年当時の2分の1に減速している。延べ1250キロの道路網の内、1.5メートル以上の歩道が備わっているのは20キロに過ぎない。640路線を走行する乗り合いバスの乗車人数は100人以上で、かなり混雑している。
報告書は、自動車交通全体に占める公共交通手段の割合を現在の47％から70％にアップ、私的交通手段の割合を現在の47％から22.5％に引き下げるよう求め、また市内を走行するプライベート・カーからの燃料税徴収、路上駐車の規制強化、多層駐車場の建設等を提案している。
この他、Medavakaam／St.Thomas Mount間とMadhavaram／Light House間に地下鉄2路線の建設を、Pallavaram／Koyambedu間、Ambattur／Kilpauk間、Porur／Madhavaram間、Sriperumbudur／Anna Flyover間にはモノレールもしくはＬＲＴ4路線の建設を、Chengelpet／Tiruvallur間、Perungudi／Mamallapuram間、Tiruvallur／Gummidipundi間、Chengelpet／Mamallapuram間には郊外鉄道リンクの建設を、それぞれ提案している。環状道路網や既存道路の拡幅も提案しており、これらのプロジェクトは2026年までに実行される見通しと言う。