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2010-03-01 ArtNo.43151
◆蔵相、より多くの銀行ライセンス発行示唆
【ニューデリー】Pranab Mukherjee蔵相は26日国会に新年度予算案を上程した際、中央銀行Reserve Bank of India (RBI)が、非銀行金融会社(NBFC:Non-Banking Financial Companies)を含むより多くの事業体に新規銀行ライセンスを発行すると語ったが、その数時間後、RBI筋は銀行設立規則を緩和する考えはないとコメントした。
デカン・ヘラルドとエコノミック・タイムズが2月26/27日伝えたところによると、ムケルジー蔵相は「RBIは民間部門に銀行ライセンスを追加発行する。条件を満たしたNBFCにも同ライセンスが発行される」と語った。
それによると、中央政府は、公共部門の銀行が自己資本比率を2011年3月31日までに、中核資本(Tier-I capital/普通株等)により最低8%まで高めることができるよう1万6500クロー(US$35.81億)の資金を注入する準備を整えており、また地域農村銀行(RRB:Regional Rural Bank)が農村経済に対する融資を拡大できるようRRBの資本基盤強化も支援すると言う。
Reliance Anil Dhirubhai Ambani Group (ADAG)/Aditya Birla Group/Religare Group等、多くの民間部門プレーヤーが、銀行ライセンスの取得を希望しており、これらのプレーヤーは、ムケルジー蔵相の発言に狂喜している。
Enam GroupのVallabh Bhansali会長は、「RBIが銀行ライセンスを発行した最近の例は2004年のことで、ムケルジー蔵相の提案は、銀行部門の飛躍的発展をもたらす。我々はこんなことは起こりえないと思っていたが、沈鬱状態から抜け出す時が終に来た」とコメントした。
中央政府は、公共部門の中小銀行に、自己資本比率を12%に引き上げ、貸し付け成長率を20%から25%に加速するために、今後3年間に必要な資本に関して報告するよう指示していた。
しかし蔵相談話の2時間後に記者のインタビューに応じたRBIのUsha Thorat副総裁は、「これらの新規プレーヤーが銀行業に参入するには、高いハードルを乗り越える必要があり、中央銀行は原則面で妥協する考えはない」と語った。同女史は、その一方で、新規参入を受け入れるための新ガイドラインを準備する方針を明らかにしたが、新ガイドラインの準備にどれほど時間がかかるかについては明らかにしなかった。いずれにしても新規プレーヤーのライセンス申請は、新ガイドラインが完成した後に初めて検討されると言う。
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