1995-12-15 ArtNo.4315
◆<星>電子産業投資60%増加
【シンガポール】今年の電子部門における固定資産投資は昨年比60%増の24億Sドルに達した。これらの投資プロジェクトにより創出される新規雇用は1万人、年間付加価値生産は32億Sドルと見込まれる。
こうした投資の急増は政府のウエハー製造事業奨励に伴う半導体部門の積極的な投資により牽引された。半導体産業の投資約定額は10億Sドルと電子業投資全体の43%を占めた。
ディスク・メディア製造会社5社の投資計画等で記憶装置部門の投資も5億400万Sドルと、昨年比27%の成長を見た。これにより電子部門投資全体に占める記憶装置部門のシェアは昨年の9%から21%に拡大した。
消費用電子部門の投資約定は主に研究開発(R&D)とハイエンド製品の製造に集中、2億4000万Sドルと昨年比60%の成長を見た。
しかしながらコンピューター及びマルチメディア産業の投資約定額は34%ダウン、オフィス自動化機器部門のそれも21%下降し、それぞれ1億2000万Sドルにとどまった。この他部品/プリント基板部門の投資も3%減の1億9200万Sドルとなっている。以上の数字は11月末時点の統計資料に12月の予測値を加味したもの。(BT,LZ,ST:12/14)
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